ネット・ゲーム依存症向けオンライングループ:FiSH(Field of Sharing Hearts)

ネット・ゲーム依存で難しさを抱える方を対象としたオンライングループFiSHの公式ブログです。ネット・ゲーム依存症の当事者や家族の方に向けて、オンラインイベントや依存症についての情報を発信していきます!

1周年を迎えて

はい、どうもこんにちは。ピーチです。

 

ミーティングやTwitterでも報告させていただいたのですが、8月をもちまして、FiSHは初回ミーティングから1周年を迎えました!パチパチ。

 

月2回っていう頻度で考えると、普通に考えて多分ちょっと仲良い友達とかよりも圧倒的にコミュニケーションとってるんですよね、改めて考えてみるとびっくりします。

顔も本名も知らない、だけどなんか共感できる、だから自分が抱えている悩みをポロっとこぼすことができる、近いとまでは言わないけど、なにかでつながってる、そんな感じでしょうかね…

人にアドバイスすることも、人からアドバイスされることもなく、各々が自分とオープンに対話して、それが他者に波動のように伝わっていく、そんな会になってきたなと感じています。

居場所、と言ってしまうにはあまりにもおこがましいですが、どこか気が休まり自分の奥底の本音に耳を傾けられる空間、そんなものになっていれば幸いです。

(なんと名付けたらいいんでしょうか…自助グループも支援グループも当てはまらないように感じます。自浄グループ…?)

 

 

そんな会になるまでのこの1年間、本当にたくさんの方々に支えられながら運営してきました。

まずは参加してくださったみなさん。

一歩踏み出してくださって、本当にありがとうございます。

みなさんの参加が、会の「質」そのものを支えてくださっています。いろんな方がいればいるほど、学びが深くなります。参加してくださった方の発言がわたしたち含めそこにいるみなさんの学びとなっています。わたしも、たくさんのことに気づかされました。

数で言いますと、およそのべ人数150名ほどになります。(運営除く)

目標は大きく、ということで2年目はぜひ300人目指していきたいと思います!

 

広報や運営に関するノウハウに関しても多くの方にご協力いただきました。まだまだ小さなグループではありますが、たくさんの方々をつなげる場としてこれからも精進して参りたいと思います。

 

さて、毎回のミーティングは事前に運営陣がトークテーマを決めて運営しているのですが、今回は特別にこれまでのテーマを一挙大公開していきたいと思います!

中身が気になる方はぜひ過去の記事を遡ってみてくださいね!(記事も60記事以上なんだかんだで更新してきたので、お手を煩わせてスミマセン…)

 

  • おすすめの気分転換の方法
  • 今やりすぎているもの、こと
  • ネット・SNS上の自分とリアルな自分との違い
  • 日常生活の中で寂しさを感じる瞬間
  • この先こうなりたい!
  • なぜネットにハマるのか
  • 人と関わるときになぜ起こってしまうのか
  • 家族との上手な距離感について
  • なんでネットを使うことが多いのか
  • どういうところにゲームの楽しさを感じるか
  • やめられないときの状況
  • 依存していて一番辛かったときの状況
  • 今後ネット・ゲームとどのように付き合っていきたいか
  • 今はまっている、はまっていたコンテンツ
  • 何がハマる要素なのか
  • どんなものに、なんのために課金するのか
  • 今の状況をどう捉えているのか
  • コントロールするとはどういうことか
  • ネット、ゲーム今なにやってるか
  • ゲーム以外での時間の使い方
  • 人に隠れてゲームしたりした?
  • みんなにとってのネット、ゲーム依存とは?
  • 依存症になってわかったこと
  • 今はまっている、のめりこんでいること
  • コロナによる自粛の影響
  • ネット、ゲームをやっていてよかったと思えること
  • ゲームやSNSをやる理由
  • リアルの人間関係とネット上の人間関係のちがい
  • ゲームやネットをしているときに、他人からされて嫌だった言動
  • 誰かの言葉や行動が助けになった経験
  • ついついやってしまうのはなぜだろうか
  • ゲームをやりすぎることに対して周りの人の反応は?
  • やめたいけどやめられない気持ちについて
  • 自分なりの付き合い方
  • 今年1年のネット、ゲームとの関わりの変化
  • 次の年に向けてどうしたいか
  • 2021年やってみたいこと
  • 暇、無気力との付き合い方
  • コロナ禍での影響はどうだった?
  • ゲームをわかってくれない、とは?
  • やりすぎてしまうと感じるのはどんなとき?
  • やりすぎないためのtips
  • 周りの人が支えになったとき
  • 5年前の自分を振り返って
  • ゲームやネットを抑えるコツ、工夫
  • あなたが自分の親だったらどうする?
  • 回復して一番よかったと思うこと
  • 孤独について
  • 自分にとって「頑張る」とは?
  • コロナによる生活の変化、ネットの使い方の変化
  • 一番のめりこんでいた時期について
  • 支えになったこと、支えになっていること
  • 時間を減らすために気をつけていること
  • 家族との関係性において気をつけていること
  • 今年度の抱負、やってみたいこと
  • みなさんのこれまで、なぜ依存になったのか
  • ゲームがないことの不便さ、もしゲームがなかったら?
  • どんなときに依存的になっていると感じるのか?
  • 今後の使い方における目標
  • やりこみたくなる要因
  • 何を求めてゲームをしている?
  • ゲームの終えどき
  • ほどほどに使う方法
  • どんなときに使いすぎちゃう?
  • もし自分の子どもがゲーム依存になったら?
  • ネットやゲームをやめるためにどんなことをやってみた?なにがうまくいった?
  • どんな経過で回復したのか
  • ゲームのどんなところにいちばん熱中する?
  • 仲間のいる感覚とは?
  • 依存で崩れるもの
  • ゲームやネットに求めるもの
  • 失敗しちゃった時の処方箋
  • 「今日1日」とは?

 

(まあ、なんと多いこと…)

ちなみに、最後の、「今日1日」とは?というのは、1日1日を頑張るというのはみなさんにとってどんな意味を持つか、というような文脈での問いかけだった気がしますが、ところどころ哲学チックな問いもあってかなり多彩なんじゃないかなと自負しています!笑

 

みなさん思い思いに言葉を紡いでくださるのですが、本当に洞察に優れていらっしゃって、たくさん考えさせられるミーティングの時間は、わたしにとって本当にかけがえのないものですし、みなさんにとってもそうであれば嬉しいです。

 

とはいえ1年運営してみて、反省点も多々あります。

わたしたちは一体何を提供できているんだろうか、どんな人の役に立てているんだろうか、みなさんの参加後アンケートを見ながら考えています。

あまり会の雰囲気が合わなかった、求めているものが得られなかったと感じる方ももちろんいらっしゃったと思います。

また、どうやったらもっとたくさんの人に知ってもらえるのか、そもそも今後どんな規模を目指すのか、どんな人を対象にどんな目的でやっていくのか、どんな形態で運営していくのがベストなのか、まだまだ手探りな部分がたくさんあります。

運営運営と書いてきてしまいましたが、言ってしまえば便宜的なもの、というような感じでもあり、わたしたち自身もまだわからないこと、知らないことがたくさんあります。ぜひゲーム依存やネット依存、それらにとどまらない生きづらさ、全てに関わる方々と共によりよいミーティングにしていければと思っております。これからもぜひ参加していただいたり、ご要望やご意見寄せていただいてお力添えいただければ幸いです。

 

 

 

2年目も元気に運営してまいります!引き続きよろしくお願いします!

 

7月4日ミーティングレポート

こんにちは、ベニエです。各地で猛暑が続いておりますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?私はというと、先日暑さに耐えきれず人生初めての日傘を購入。想像していた以上に、歩くのが快適になりました。おすすめです!

 

それでは本題へ。今日は、大変遅くなってしまいましたが、7月4日に行われたミーティングレポートを公開させていただきます。このミーティングでは、「オリンピック観ますか?」というトークテーマでアイスブレイクと自己紹介を行いました。今回のオリンピックはあまり観ないかも…といった方が多く、開催が決まったことが少し複雑な気持ちだ、とおっしゃられた方もいました。とは言っても、昨日の開会式の様子をテレビでご覧になられた方も多いのではないでしょうか?全部で17日間とのこと。選手の方はもちろんのこと、みなさんが安全に終えられたらいいなあという気持ちです。私は直接は行けないのですが、テレビでぼちぼち応援しようかな~と思っています。

 

 

それでは早速、トークテーマに進みましょう!今回のトークテーマは、以下の6つです。少し抽象的なテーマもありましたが、ミーティングでお話された内容を一部抜粋し、ひとつひとつ紹介させていただきます。

 

① どんなところに一番熱中・依存する?

② 仲間のいる感覚。

③ 依存で崩れるもの。

④(ゲームやネットに)求めているもの。(うまくコントロールすることで) 目指すもの。

⑤ 失敗しちゃったときの処方箋。(ライフスキル

⑥ 今日一日。

 

 

① どんなところに一番熱中・依存する?

ゲーム自体に関する内容では、ランキングをあげることに一番熱中していた、という意見がありました。しかし実際には、ゲームの内容に関するものよりも、現実世界の問題や精神的な不安定さをゲームに熱中することで麻痺させたかったのだと思う、といった意見の方が多くあげられました。「不登校や引きこもりだった時は、何もやっていない時間が続くと虚無感に襲われた。ゲームはタスクが与えられるので、何かやっているという感覚が得られ、ゲームに熱中していたのだと思う。」とお話された方もいらっしゃいました。

 

精神的に不安定であったり、人との繋がりを求めていたりするなど、現実世界で解決しきれない悩みを抱えている時は、ネットやゲームの世界はその人にとって大切な一つの居場所となるのかもしれません。そのように考えると、ネットやゲームへの熱中は、一時的な逃避行動であったとしても、心の安定を保つひとつの薬なのかもしれないと、みなさんのお話を聞いて改めて感じました。

 

 

② 仲間のいる感覚。

このトピックでは、ネットやゲームの世界での人間関係・人との距離感についてみなさんと考えました。SNSやゲームで出会った仲間は趣味やゲームの話が中心となるため、抱えている悩みや人生の話といったシリアスな話題は話しづらく、今思えば、本当の意味での仲間ではなかったのかもしれないという意見があげられました。一つのSNSでアカウントをたくさん作り、複数の人と多重人格のような自分で繋がることで依存を深めていったとおっしゃられた方もいれば、ゲーム依存がひどくなるにつれ、ゲーム仲間ですら煩わしくなり一人でゲームを突き進めていた、とおっしゃられた方もいました。

ネットやゲームの世界での人間関係の構築の仕方は人によって異なるにせよ、自分の全てをさらけ出せる相手ではなかったというのがみなさんに共通した意見でした。

 

ある方は、今はゲームから絶ち、代わりに動画をたくさん見るようになったとお話されていました。コメント欄を見て、同じところで笑っている人を見ると一緒に盛り上がっている感覚が生まれ、今はそこに楽しさを見出しているそうです。

 

 

③ 依存で崩れるもの

依存したことで夜眠れなくなり昼夜逆転をした、睡眠時間が削られたといった「生活リズムへの影響」が最も多くあげられました。そして視力低下などの「健康被害」、「心への影響」へ移行していった方が多かったようです。単位を落としたり、無断欠勤をしてしまったりといった生活自体に影響を及ぼしたり、依存すればするほど現実世界での友達の作り方が分からなくなった、とお話された方もいらっしゃいました。

 

「少しずつ、少しずつ、の躓きの積み重ねであらゆるものが崩れてしまった。」と、依存していた当時の自身を振り返ってお話されていた方の言葉がとても印象的でした。

 

 

(ゲームやネットに)求めているもの。(うまくコントロールすることで) 目指すもの。

ゲームやネットに求めているものとして、心の虚無感を埋めてくれること、現実での不安や悩みを忘れさせてくれること。この2点があげられました。

また、「ゲームやネットの使用量をコントロールすることで、自分が目指すもの。」についてもトピックをたてたので、今の自分の目標をお話してくださった方が多くいらっしゃいました。みなさんの目指すもの、を一部抜粋して以下に紹介させていただきます。

 

・現実世界だと理不尽なことや変だと思うことに直面することも多いが、それでもやるしかないなぁと最近は思うようになった。現実世界で何とかうまくやっていきたい。

・自分の過去も含め、隠し事をせずに生きられる人生を歩みたい。本音を話せる仲間を作っていきたい。

・今はまだ漠然としているが、将来目指すものを見つけていきたい。

・すべてではなくとも、自分のことをさらけ出せる相手に出会いたい。

・(依存したのは、根本的な寂しさや幼い時からうまくコミュニケーションがとれなかったことが原因だと思うので、)現実の人間関係を深めていきたい。ルームシェア仲間と積極的に話をしたり、職場の人と雑談をしたり、現実世界の人ともっと関わっていいきたい。

 

 

⑤ 失敗しちゃったときの処方箋(ライフスキル

依存症からの回復段階で、一時的にやめていたものを再び使ってしまうことを「スリップ」という言葉で表されることがあります。今回は、このスリップという言葉を「失敗」として表現し、失敗した時の対処方法についてみなさんと考えました。「失敗を繰り返しすぎて、失敗することにすら慣れてしまっていた。」「自分はスリップしまくりだ。」「失敗した時の処方箋が、今の自分にはあまりない。」といったお話を一言目でされた方も多く、みなさんが失敗やスリップと何度も向き合ってきたこと、立ち向かってきたことが強く伝わってきました。

 

そんな葛藤を繰り返しながらも、「人に頼ること、を自分自身の処方箋にしている。」とお話された方が何人かいらっしゃいました。自分の失敗について信頼できる人に話し自分一人でため込まないようにすることで、失敗した自分を認めたり、必要以上自己否定に走らないようにしたりと気をつけているそうです。友達にスマホを管理してもらったり、使用時間を数値化したりして自分を客観的に見れるようにしている、という工夫を紹介してくださった方もいらっしゃいました。

 

 

⑥ 今日一日

『「今日一日頑張る」の積み重ねでやめられる、という言葉は依存症の会などでよく聞きますが、この言葉を聞いて感じることをシェアしていけたらなと思います。』という司会の一言で、このトークテーマがスタートしました。

 

「今日1日頑張る、というのは依存していた頃は本当に大変で、最初の一歩を歩き始めるのが一番難しかった。僕は1日目を迎えるまでに、5,6年かかってしまった。1日1日を積み重ねるというよりは、初めて迎えた今日1日を続けていく、という感覚。」

「正直なところ、今日1日はだめだめだった。少しずつでも良くしていきたい。」

「初めの一歩という意味では、FiSHさんのミーティングに参加したこと、カウンセリングを受けたこと、家族に自分の状況を把握してもらって相談したことなどだと思う。時々自分自身を振り返ってみると、意外と積み重ねられているなと気づけることもあるので、人の話を聞いて自信を振り返ることは大切だなと思った。」

「この会への参加を継続させることが、今日一日の積み重ねになるかもしれない。SNSだと文字を追ってばかりなので、人の声を聞くこと自体が新鮮で、大切だなと思った。」

 

「今日一日」という言葉を聞いてみなさんがそれぞれ感じたことを、最後にシェアし合いました。これを読んでくださっているみなさんは、どんなことを感じたでしょうか。

 

 

以上が、今回のミーティング内容を一部抜粋したものとなります。FiSHのミーティングでは「言いっぱなし、聞きっぱなし」をとても大切にしており、自分が感じたことや今の思いをみなさんの前で共有しますが、それについて周囲の人が意見を述べたり、質問をしたりすることはありません。だからこそ、みなさんが自身を振り返ったり、見つめ直したりする時間が生まれるのだと思っています。それと同時に、みなさんが温かな雰囲気を作って下さるおかげで、この雰囲気が継続出来ています。参加して下さるみなさんに、いつも感謝の気持ちでいっぱいです。また、どんな方にも何か一つでも得られるものがあれば良いなという思いで運営を行っております。はじめましての方も、ぜひご参加いただけますと幸いです。

 

次回のミーティングは81日(日)16:0018:00です。お申込みはこちらから! 最後までお読みいただきありがとうございました。

FiSHオンラインミーティング 参加申し込みフォーム (google.com)

 

※毎回のイベントレポートに記載しているイベント中の発言は、公開前に発言者の方にご確認及び掲載許可をいただいております。許可なく勝手にアップすることはございませんので、ご安心ください。

6月6日ミーティングレポート

こんにちは、ベニエです。つい最近、梅雨入りのニュースを見たかと思えば、真夏日のような天気が続き…季節の変わり目なのかなとは思いますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?どうか無理をしすぎず、お過ごしください。

 

今日は、6月6日に行われたFiSHのミーティングレポートを公開します。実は昨日、執筆を8割程終わらせていたのですが、パソコンのデータ保存の不具合?で、ファイルが真っ白になっていました。機械に強くなりたい…。最後まで気を抜かずにレポートを仕上げられるのか、自分との闘いがスタートします。では早速、内容に入っていきたいと思います。

 

 

前回のミーティングでは、「雨(雨季)のいいところ」というトークテーマでアイスブレイクと自己紹介を行いました。雨の降り始める音、雨粒が屋根にあたる音、近所のアジサイの美しさ…。みなさんそれぞれ「好きなもの」をたくさんあげてくださり、一人ほっこりした気持ちになりながら自己紹介を聞いていました。私は「雨のいいところ」が咄嗟に思いつかなかったのですが、どんなことにも良いところを見つけられる、良いところに気づける姿勢を持ち続けたいな~。そんなことを感じた時間になりました。今回のトークテーマは、以下の4つです。

 

使い過ぎちゃうときってどんなとき?

もし自分の子どもがゲーム依存になったら。

ネットやゲームを止めるためにどんなことをやってみた?上手くいったこと。

どんな経過で回復していったの?

 

それでは順に、ミーティングでお話された内容を一部抜粋しながら、こちらで紹介していきたいと思います。

 

 

使い過ぎちゃうときってどんなとき?

一番多くあげられた意見は、「やらなければならないことがあるとき、またそれが多すぎるとき。」といった現実逃避や気晴らしが目的のものでした。「強いストレスや孤独を感じたとき、ちょっと疲れたとき。」といった自身の心身的な理由があった一方で、「新しいサービスの登場やアプリのアップデートなど、ゲームに新要素が加わったとき。」といったゲームが原因による理由もあげられました。他にも、「起床後、ゲームを始めてしまうとそのまま使い過ぎてしまう。」といったような時間帯や状況からの理由もありました。

 

自分がどんな時に使い過ぎてしまうのか、客観視することがコントロールをする一歩になるのかもしれません。とは言っても、それが非常に難しいことではあるのですが…

 

「ゲームをごりごりにやっていた時は、使い過ぎだとすら思ったことがなかった。」「今考えるとやり過ぎていたと感じるが、当時は時間をかけることが当たり前だった。」とお話された方もいらっしゃいました。今振り返ってみれば…といった気づきも多いのかもしれません。

 

もし自分の子どもがゲーム依存になったら。

私自身、まだ親ではないので想像上にはなるのですが、これは、とても難しいテーマだと感じました。適切な関わり方・対応の仕方を学んでもいても、「いざ家族が」と考えると、何を感じるのだろう。どんな関わり方を選ぶのだろう。みなさんのお話を、自身に自問自答を繰り返しながらじっくり聞かせていただきました。

 

「自分の性格的に、何かしら自分の働きかけに原因があったのではないかと、まずは自分を責めてしまうと思う。」「率直に言って、すごく嫌だと感じた。自分ですら解決のできていない問題なのに、子どもが、となると唖然としてしまうと思う。」といった赤裸々な感想があげられました。

ある当事者の方のお話が興味深かったので、紹介します。「自分は、親から良い影響を受けて回復してきたという経緯があるので、親子関係・家族関係は崩したくないと思う。親から静観されていた時期が長く、過敏に僕に関わってこない時期があった。その一方で、家族との外出や食事の時間を大切にしてくれたので、社会との繋がりは絶っていても、家族とは繋がれていた。家族内での対立はしたくないなと。依存になった時期が若いほど親の協力は必要だと思うので、ある程度のラインまで回復してきたときに、家族の協力がスムーズにいければよいなと思う。」自身の経験から、家族のあり方、関わり方についてお話して下さりました。

 

具体的な対応・関わり方について多くの意見があげられたので、まとめて紹介させていただきます。

・子ども自身が、ゲームを辞められずやばいと思っているのなら一緒に病院に行き、思っていないなら自分だけが病院に行く。間違った関わり方をしないように、医者に相談をする。

・放置はしないが、必死になりすぎずほどほどに関わり、サポートの立場にまわる。

・コミュニケーションを大切にしつつ、たまに外に連れ出すなど少しずつアプローチをしていく。

・ゲーム依存の悩みをいつでも聞いてあげられる関係でいる。

・コミュニケーションの手段として、子どもと同じレベルまでやりこんで、一緒にゲームをする。

 

多くの意見があげられましたが、元当事者の方も含め「難しいとは思うが、〇〇したいと思う。」とみなさん口を揃えて言われていました。きっと、関わり方に正解はないのですが、良好な親子関係・家族関係の構築はとても大切なのだろう、と改めて感じました。

 

ネットやゲームを止めるためにどんなことをやってみた?上手くいったこと。

正解はない、という前提の上で、自身の体験談をみなさんとシェアしました。最も多くあげられた内容としては、「人との繋がりの大切さ」です。自分ががっつり依存していることを人に話せるようになり、少しずつ本音で人と関われるようになるにつれて社会性を取り戻していった、リアルで人と会うことで元気になった、ゲームにハマりすぎているという悩みを家族に打ち明け、協力してもらえたことで回復へと進んだ、といった、「人との繋がり」がきっかけで良い方向へ進んでいった、と言われている方が多くいらっしゃいました。視界にスマホを置かない、ゲームを部屋に置かない、といった直接的な手段以上に、人との繋がりや悩みを話せる場が存在していることが、重要な要素なのかもしれません。

他にも、ネットにハマり過ぎている自分にうんざりし、今はSNSから離れられているという方や、動画サイトだと、自分に興味のある内容が広告としてたくさん表示されてしまうため、「おすすめに表示しない。」をおして物理的な刺激を減らす、と言われた方もいらっしゃいました。お読みくださる方々にとって、何か一つでもためになる情報があれば幸いです。

 

どんな経過で回復していったの?

最後のテーマでは、ネット・ゲーム依存からどのような経過を辿り回復に向かっているのか、という内容について当事者の方からお話をいただきました。一部をシェアさせていただきます

 

Aさん:高校入学から卒業、浪人1年目までが依存の一番のピークだった。浪人生になっても最初は勉強が捗らなかったが、時間が経つにつれて段々と焦りがでてきて、ゲームやネット使用時にも焦りが抜けないようになった。おかげでゲームの時間は少しずつ減らせるようになったが、浪人2年目で限界を感じ、進路を変更し専門学校へ入学。学校や卒業後のアルバイトが忙しかったおかげでゲームの時間が激減し、いつしか自分で制御できるようになっていった。今では大学に通い、ゲームを全くやらない生活が続けられている。そうは言っても完全に絶てたとは思っていないので、今後も上手な付き合い方を見つけていきたいと思う。

Bさん:中学の頃はゲームが好きだったが、それ以降はゲームをすることはなかった。しかし昨年ゲーム機を購入したことと体調を崩し仕事を休んでいたことをきっかけに、再度ゲームにハマるようになった。朝起きると嫌な記憶が想起されてしまうので、ゲームをして考えないようにする。そうなると1日中ゲームをしてしまう。それまでは食べることが現実逃避の手段だったが、それを上回る快楽がゲームになった。そこから生活でも問題が生じるようになった。幸いだったのは、家族含め、周囲の人が自分を責めないでいてくれたこと。今は、ゲームを1日1時間にコントロールをすることを目標に頑張っている。

 

 

以上が、今回のミーティング内容を一部抜粋したものとなります。当事者の方はもちろん、様々な年齢や立場の方が同じテーマで考え、深め合う時間は、とても貴重な時間だと毎回感じております。ミーティング後にいただくご感想の中で、普段はなかなか話しづらい悩みを話せる場になっている、とおっしゃって下さる方も多く、大変励みになります。どんな方にも何か一つでも得られるものがあれば良いなという思いで、運営を行っております。はじめましての方も、ぜひご参加いただけますと幸いです。

 

次回のミーティングは7月4日(日)16:00~18:00です。お申込みはこちらから! 最後までお読みいただきありがとうございました。

FiSHオンラインミーティング 参加申し込みフォーム (google.com)

 

※毎回のイベントレポートに記載しているイベント中の発言は、公開前に発言者の方にご確認及び掲載許可をいただいております。許可なく勝手にアップすることはございませんので、ご安心ください。

5月16日ミーティングレポート

こんにちは!モンローです☺

先日、ミーティングにご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

 

本日は、5月16日のミーティングレポートです。

大変遅くなり、申し訳ありません。

 


今回のミーティングでは、ゲームについて様々な面から、みなさんとお話しできたかなと思います。

 

トークセッションの内容は、

1.やり込みたくなる要因、やり込みを加速させるもの

2.何を求めてゲームをしている?

3.ゲームの退き時、終わり時

4.ほどほどに使う方法、ほどほどで止める方法

 

以上、4つでした。

 

 

1.ゲームをやり込みたくなる要因、やり込みを加速させるもの

・環境の影響でゲームにはまってしまう。

・疲れた時や、逆に全く予定がない時などにやりこんでしまう。

・やらなきゃいけないことを気持ち的にできない時にやりこんでしまう。

・現実のストレスに耐え切れなくなった時にゲームをやってしまう。

・ゲームは現実よりも結果が出やすいからのめりこんでしまう。

・ゲーム仲間との関係でやめるにやめられない。

などの意見が出ました。私も、やらなければいけないけどなかなかやりたくない、勉強や仕事があるときに限ってネットを見てしまうことがあるな、と振り返っていました。

 

2.何を求めてゲームをしている?

・楽しさ、面白さを求めている。

・現実逃避。

・ゲーム仲間との交流。

・暇つぶし。

などの意見がありました。私は現在、あまりゲームはしないのですが、以前学校ではやっていたゲームにはまっていた時は、暇つぶしや楽しさのためにやっていたかなと思い返していました。ゲームは外に出なくても、暇な時間にできて、楽しさや面白さを感じられるという部分が魅力なのかな、とも思いました。

 

3.ゲームの退き時、終わり時

・目が限界のとき。

・睡魔に襲われたとき。

・自分で決めたゲームをしてもよい時間が終わったとき。

・以前は終わり時がなかなかなかった。

・一区切りがついたとき。

・一日動画を見て過ごすと、だらだらと夜まで続けてしまう。

・集中が切れて負けるまで。

などの意見がありました。また、「きりがよいときに終わろうとするのは難しいので、時間を決める、このプレイが終わったらという感じがいいのかなと思っている」というような今後に対しての思いを話してくださる方もいらっしゃいました。私自身も「きりがよいとき」といった曖昧なままにすると、だらだらと続けてしまう実感があるので、時間など自分でルールを作るのはいいな、やってみようと思いました。

 

4.ほどほどに使う方法、ほどほどで止める方法

・自分でコントロールするのは非常に難しいと思う。だからこそ、ほどほどをキープし続けることが大事だと思う。

・時間や仕事の方が大切だなと考えるようにしている。

・ほどほどにできたらいいなとは思っているが、ゲームをできないようにしようとも思っている。

・一日の中に予定を設けて、生活リズムを作るようにしたい。

などの意見がありました。それぞれがほどほどにできるような、自分に合った方法を見つけられるといいですよね。私も自分に合った方法は何だろうと考えながら、お話を聞いていました。私自身は、時間を決めることと、やらなければいけないことを書き出し、それに向かえるような環境を作ることかな、と思っています。



以上が今回のイベントレポートになります。「ゲームについての振り返りを皆さんとできてよかった」という感想も聞かれました。ゲームについて改めて向き合うきっかけになっていたら嬉しいなと思います。

 

発言内容等は全て参加者の方々の許可を得て掲載しておりますので、初めて参加される方も安心してご参加いただけたらと思います。


もし興味を持っていただけた方は、ぜひミーティングにご参加ください。

 


次回のミーティングは6月20日(日)17:00-19:00になります。
何か話し合いたいテーマ等あればいつでもご連絡ください!

当事者以外の方のミーティングへの参加について

みなさま

 

日頃お世話になっております。

参加者の方々を始め,関係者の方々のご協力もあり,私どもFiSHは継続的な活動ができております。おかげさまで,FiSHの結成からもうすぐで1年が経過しようとしております。

改めてメンバー一同感謝申し上げます。

 

今回は,当事者以外の方のミーティングへの参加に関してお話しさせていただければと思います。

 

継続的な活動の甲斐もあって,多くの方にFiSHの活動を知ってもらえるようになりました。その中で,研究者の方や報道関係の方からも,ミーティングへの参加や,当事者への取材のお願いに関する連絡をいただいております。それらに対するFiSHとしての立場を下に示しましたので,ご一読ください。

 

1.ミーティングは基本的には当事者,およびその家族や友達などの関係者を参加の対象としております。

2.当事者以外の方のミーティングへの参加は可能ではあるが*,視聴のみで発言等はご遠慮いただいております。

 * 当事者以外の方の参加時は,ミーティングでの自己紹介の際に可能な限り詳しく発言していただいております。

3.参加者へのリクルートや,取材などは禁止させていただいております(FiSH自体への取材などはご協力させていただいております)。

 

 

以上3点についてご留意の上,ご連絡いただけますと幸いです。

 

当事者以外の方々が参加することによるメリットや,当事者中心での実施による問題点が指摘されていることも重々承知しております。

しかしながらFiSHでは,参加者が安心して自身の経験を共有できる場の提供を第一にしております。

ご理解のほど,よろしくお願いいたします。

 

FiSH一同

 

5月2日イベントレポート

みなさん、こんにちは。ピーチです!
今日は5月2日のミーティングのレポートをアップします。


今回のハイライトはなんといっても新企画「16性格診断」かなと思います!

みなさんご存知でしょうか?

www.16personalities.com
少し前から話題になっているかなと思うのですが、自分のことを客観的に見るためのツールとしてこういった性格診断は有用なんじゃないかなと思っています。

いつも自己紹介が終わってからトークセッションに入るのですが、今回はこちらを前半部で扱いました!
感想でも「面白かったです」とのお声をいただけてよかったです。

 

ちなみに参加者さんの中では「仲介者」型がもっとも多かったです。依存の傾向やハマりやすいゲーム、ハマる理由と関連があったりするのでしょうか…?色々考えてみると興味深いですね。
ちなみにわたしは「広報運動家」でした!一年前は「領事官」だったので、みなさんも時間を空けてやってみると結果が変わるかもしれません。


そのあとは、いつも通りトークセッションを進めていきました。

1. ゲームがないことの不便さ、もし世界からゲームがなかったら?

 

2. どんな時に依存的になっていると感じる?

 

3. 今後の使い方における目標

 

について一部内容を紹介します!


1. ゲームがないことの不便さ、もし世界からゲームがなかったら?

なかったらやっぱり一人でいるときに暇、友達と共通の話題がなくなってしまう、といった意見があがりました。趣味が合う友達ってなんか特別だなってわたしは最近すごく思います…
また、ゲームがなかったら外で遊ぶ子がもっと増えたかも、といった意見もありました。一方で、ゲームがなくてもやっぱりひきこもっていてもっと辛かったかもしれないなという感じ方をしている方もいました。

やはり救われている部分も多いのではないかと思います。

 


2. どんな時に依存的になっていると感じる?

ストレスを感じた時、孤独を感じた時、気を紛らわせたい時などの意見がありました。やっぱりこれを読んでいるみなさんも多く共感される部分かと思います。加えて、無意識的にやっている、そうでもなきゃやってられない、と言った声もあがっていました。逃避とするとなんだかマイナスなイメージもありますが、逃げ込める場所があるのは大事なことかなとみなさんのお話を聞きながら個人的には思っていました。

 

 

3. 今後の使い方における目標

2であげたようなことを今後少しずつ解消していくためには、「社会や周囲の人をもっと頼る」ということが一つキーワードになっていたように感じます。逃げ込める場所を増やしていけるといいですよね!かくいうわたしも本当に周りを頼るのが苦手です。そもそも深い仲になるのが年々苦手になっていて、さらにコロナで余計にその傾向が強くなった気がします。

以前のレポートにも度々書いたような気がしますが、いい意味で期待値を高くしすぎず、なにか助けになるものがあればいいなくらいの心持ちで最近は考えるようにしています…それもそれで寂しいですが…

でもやっぱり年を重ねていろんな経験が積み重なるにつれて、よくもわるくも自分の人生が自分色になって、その中で全てを受け入れて、理解してくれる人はやっぱりそうそういないんじゃないかと思っています。なので人間以外も含めて、いろんな援助を求める先を持っていられるのが大事なのかなと思います。それが難しいのですが…


ぜひこのあたりもっと今後みなさんと話していきたいなと思っています!



以上がレポートになります。

発言内容等は全て参加者の方々の許可を得て掲載しておりますので、初めて参加される方もどうか安心してご参加くださいませ。


もし興味持っていただけた方は、ぜひミーティングに遊びにいらしてください!!
次回は5月16日(日)17:00-19:00になります。
こちらが参加フォームになります。
何か話し合いたいテーマ等あればいつでもご連絡くださいね!

4月4日イベントレポート

みなさんこんにちは、ベニエです。4月も後半になり、最近はようやくあたたかい日が増えてきました。そろそろ衣替えの時期でしょうか…?季節の変化を感じつつあります🍃

 

今日は、4月4日に行われたミーティングのレポートを公開します。

最近は新規でご参加くださる方も増え、参加してくださる方によって毎回違った雰囲気が生み出されています。

毎回のミーティングでは、自己紹介も兼ねて、冒頭にアイスブレイクの時間を設けています。今回は、「春を感じる時」というテーマでした。新年度による自身の環境の変化と絡めながら自己紹介をされた方も多く、新たな環境に奮闘されている方が多い印象でした。

 

今回は、4つのテーマに沿ってミーティングを進めました。ネットやゲームに関する悩みから生活全般における悩みまで、幅広い内容を共有しました。ネットやゲームの魅力も共に考えることで、いつもとは異なる視点で付き合い方や向き合い方を考えられた方も多かったのではないかと思います。それでは、ミーティングの内容を詳しく見ていきましょう!

 

トークテーマ

① 今、どんなことに悩んでいるか

4月から新たにスタートした、職場や学校に関する悩みや不安についてお話しされた方が多かったです。今までの失敗や挫折の経験から、新たな環境へのチャレンジを継続できるのだろうかという不安が最も多く、対面での人との適度な距離のとり方や、相手に本音をさらけだすのが得意ではない、といった人間関係における悩みを吐き出された方もいらっしゃいました。不登校や引きこもりの経験があるからか、正社員として就職したり、進学したりすることを避けながら生活をしているな、とみなさんのお話を聞いて自身を振り返った、と言われた方もおられました。

 

一方で、先を見通すことが苦手である、理想の自分と現在の自分とのギャップを埋めるために自分自身を追い込んでしまう、やらなければならないことも面倒だと感じさぼりがちになってしまう、といった自身の特性や、日常における悩みなど、数多くの悩みがあげられました。

 

不安の素や原因が分かることで、自分の心が整理できたり、心が少しすっきりしたりすることってありますよね。自分自身の悩みや不安を吐き出す時間は、とても大切だと改めて感じさせられました。今回は、ネットやゲーム依存に関する悩みというよりは、生活全般に関する悩みをお話された方が多い印象でした。

 

② ネット、ゲームの魅力、どんな部分にハマるのか?

最も多く語られた魅力は、「現実世界ではないこと」という点でした。アニメならではの仮想世界の美しさがあることや、ゲームやアニメに登場する主人公の成長から前向きな気持ちを貰えること、現実が辛い時に一時的に逃避ができること、ゲームの中だと強い自分でいられるといった意見もあげられました。

小学生の時は、友人との共通の会話がゲームで、ゲームに登場する強いボスを倒すと友達からすごいと言われることが嬉しく、実況動画を見て更に強くなろうと努力した、といった意見もありました。

 

コロナ禍により、まだまだ外出がし辛い状況です。行動の幅が狭く、ストレスを言葉にすることがまだまだ苦手な子どもたちは、ゲームにハマってしまうのも仕方のないことなのかもしれないな…と感じます。多くの方が言われていたように、魅力や良さを程よく味わいながら付き合うことが大切なのかなと感じました。

         

③ 家族との関わりの中でストレスに感じること、感じていたこと

父は仕事一本、母は子育て中心で、我が子への心配からか、将来や進路、生活面に関する口出しが多かったことがストレスだったというお話が印象的でした。あまりにも投げかけられる言葉が多すぎると段々と無視したくなってきて、徐々に会話のキャッチボールを避けるようになったと言われていました。今だからこそ母に本音を話して向き合えばよかったと感じるものの、当時はそれが難しかったそうです。他にも、生きてきた時代が違うからこそ「みんな同じ」を強要させられ、人と違うことや新しいことを嫌っていたこと、両親の喧嘩が多かったこと、親が精神的に不安定だったことなどがあげられました。

 

家族は、他人だけれど他人ではないという絶妙な距離感があるように感じます。互いのことを気遣い、相手に理解してもらえるコミュニケーションを心がけることが大切なのだと感じました。とは言っても、私自身もまだまだ未熟なので、家族にだからこそ話せないこと、意識的に距離をとってしまうこともあります。正解はないのですが、より良い家族のカタチを見出すことはとても難しいことだと感じます。

 

④ 今気をつけていること(ゲームやネット、人間関係に関してでも)、今後自分の中で克服したいもの

さぼりがちなところや、やらねばならないことを先延ばしにしてしまうところ、こうなりたいという強い理想を持ちすぎてしまうところといった、様々な克服したいものがあげられました。周りの人を信頼し、本音を話せるようになりたいというお話もありました。

 

今回は、ネットやゲームの依存から現在は抜け出している段階の方々の意見だったので、ネットやゲームに関することというよりは、自分自身や人間関係に関することが多かったように思われます。

 

 

以上が、4月4日に行われたミーティングレポートになります。当事者の方、ご家族の方、様々な年齢や立場の方が同じテーマで考え、深め合う時間はとても貴重な時間だと感じます。ミーティング後にいただくご感想の中でもそういった意見があり、どんな方にも何か一つでも得られるものがあればよいなと言う思いで運営を行っております。

 

ミーティングは、当事者の方はもちろん、ご家族の方や見学の方の参加も受け入れております。「初めてなのでチャットのみでも良いですか?」「発言はできないので聞くだけでも参加可能でしょうか?」といったご質問をいただくことも多いのですが、現在は「聞くだけ」の参加も受け付けております。ぜひ初めての方もご参加いただけると嬉しいです。

 

次回のミーティング(5月2日)のお申込みはこちらから! 最後までお読みいただきありがとうございました☺

FiSHオンラインミーティング 参加申し込みフォーム (google.com)

 

※毎回のイベントレポートに記載しているイベント中の発言は、公開前に発言者の方にご確認及び掲載許可をいただいております。許可なく勝手にアップすることはございませんので、ご安心ください。