ネット・ゲーム依存症向けオンライングループ:FiSH(Field of Sharing Hearts)

ネット・ゲーム依存で難しさを抱える方を対象としたオンライングループFiSHの公式ブログです。ネット・ゲーム依存症の当事者や家族の方に向けて、オンラインイベントや依存症についての情報を発信していきます!

自己紹介その8 ~ルイージ編~

皆さんはじめまして、FiSHメンバーのルイージといいます。以下の

 

①自己紹介

②ネット・ゲーム依存について

③FiShに対する思い

 

について紹介させていただきます。

 

1.自己紹介

  私は、このFiSHでネット・ゲーム依存の当事者として運営に関わり、現在も依存症と日々闘っている者です(詳しくは次の②でお話しします)。FiSHメンバーはその殆どが社会人・学生ですが、自分は現在無職です。

  今年の3月まではフリーターだったのですが、4月以降は新型コロナウイルスの影響が広がり、新しくバイトを始めるわけにもいかず、予定していた進学も延期となり、先行きの見えない日々を過ごしています。

  ここまでかなり暗い自己紹介となってしまいましたが、幸いFiSHのメンバーとして活動し始めたことで、なんとかメンタルを保てています。

  最後に他の話題を少し。趣味はカメラ・ゲーム・登山などです。昆虫が好きで、ネット・ゲーム依存真っ只中の頃でも昆虫採集は欠かさないくらいには好きです。

 

 

2.ネット・ゲーム依存について

  自分は中学生の頃からゲームにのめりこみ始め、一番生活へ影響が出ていたのは高校2年からの1~2年でした。しかし、ネット・ゲーム依存の影響は大きく、大学受験も失敗し、数年の治療と通院を経て現在に至ります。今は従来とは違った形での進学と、脱ネット・ゲーム依存を目指しています。

  突然ですが、「脱ネット・ゲーム依存」とは、どのようなものでしょうか。私は治療や通院中に、他の依存症の方々と交流をしてきましたが、皆さんそれぞれ認識は違っているように思います。「のめりこんでいたネット・ゲーム上のコンテンツを完全に止め、社会復帰を目指す」や、「ネット・ゲームの使用時間をコントロールし、生活に影響が出ないようにする」など、様々な認識や目標があると思います。

  私は後者の意見に近いと、この数年治療と通院を続けてきて思います。今日の様々なコンテンツや生活様式は、ネットと深く結びついていますし、新型コロナウイルスの影響により、それらはさらに顕著になりました。やはり、適度にネット(ゲーム)を使用し、過剰な使用を自ら気付き抑えることができる。そこが「脱ネット・ゲーム依存」のゴールではないかと思っています。

  これはあくまで私の意見に過ぎず、正しいのかどうかも自分にはわかりません。依存者それぞれに合った目標があると思います。

  私はこうした目標を見つけることはとても重要だと思っています。何故かというと具体的な目標が見えると同時に、その目標はまず今の自分を見つめ直さないと設定できないからです。自分の今を知ることで、少しの良い変化にも気付くことができ、それが更なる回復へのモチベーションとなります。少なくとも、自分はこうしてここまで来れました。そんな自分が、このFiSHでの活動を通して、現在ネット・ゲーム依存の方に少しでも良い変化と刺激を与えられたらいいな、と思います。

 

3.FiSHに対する思い

  実は直前の文章で触れてしまったんですが、自分は当事者ならではの体験談や意見を、現在ネット・ゲーム依存の方々に少しでも情報発信していけたら、と思っています。また、私自身、新型コロナウイルスの影響で通院・治療が満足にできていないところがあり、オンラインでの活動の場を提供するFiSHには非常に大きな役割があると考えています。

 

そんなFiSHのイベントが、

8月9日8月23日(両日とも17:00~19:00)

に開催されます。9日開催分については募集を終了させていただきましたが、興味がある方は、23日にお待ちしております。