ネット・ゲーム依存症向けオンライングループ:FiSH(Field of Sharing Hearts)

ネット・ゲーム依存で難しさを抱える方を対象としたオンライングループFiSHの公式ブログです。ネット・ゲーム依存症の当事者や家族の方に向けて、オンラインイベントや依存症についての情報を発信していきます!

10月18日イベントレポート

こんにちはよっちゃんです!

先日のミーティングのイベントレポートを公開します!

(だいぶ間が空いてしまってスミマセン)

 

今回はみんなのネット・ゲームに関する現在の状況から始まり,「ネット依存,ゲーム依存とは?」といった根本のテーマについても意見を出し合う回になりました。

 

今回も話し合ったテーマについて簡単に振り返っていこうかと思います。

 

・ネット・ゲーム今何やってる?

ゲームに関しては「ゲームは今はやっていない」という意見が多かったですね。

その代わりとして,動画をみたり,マンガを読んだり他の興味のあることに注目している方も多いようです。

 

他の意見としては,「○○ウォーク」といった散歩しながらできるゲームをプレイして,日常生活と両立させている方もいました。

ゲームと健康が両立できるのも最近のゲーム事情ならではだなーと思います!

 

SNS等のネット利用に関しては,「仕事や勉強,情報収集のツールとしては便利な反面,使いすぎてしまうことへの不安や,自分の発信に関する悩みなどもある」といった声がありました。こちらは私たちの日常生活とは切り離せないものになってきているので,うまく付き合っていく必要がありますよね。

 

 

・ゲーム以外での時間の使い方

ゲームはしないけど,スマホはかなりの時間触ってしまっているといった意見は共通してあったように思います。

ゲーム以外のコンテンツ(動画や読書,勉強など)も結局スマホを使ってできてしまうので,使用時間は伸びてしまいますよね。私たちがやっているミーティングもオンライン上でやっていますしね笑

 

とはいえ,「ジムの年パスを買う」や「リアルのつながりをつくるためにオフラインの生活を心がけている」といった,なるべくネットから離れた時間をつくるよう工夫されている意見もありました。

 

・依存あるある ~人に隠れてゲームしたりした?~

こちらは,隠れてゲームをしていた理由が様々でした

 

「授業行かずゲームをしてた。ゲームをやってる自分の姿も嫌いだから,大学の友達にもそれを隠してた。親とも喧嘩になるから,親が寝る深夜1時過ぎくらいからゲームを始める。」

→授業に行けてないことや,課題ができていないのにゲームをやってしまうといった状況で,それを友達や親に言えない(言ったら喧嘩になってしまう)から隠れてゲームをしてしまうといった意見ですね。私も布団をかぶって隠れてゲームをやっていた経験があります。

 

「好きなゲームがマイナーだったから友達とも話せなかった」「自分の好きなゲームや漫画のジャンルが他の子に通じない。自分のやってることに対して引け目を感じてしまう。」

→自分の好きなことが共有できないって結構つらいですよね。それから,少し前までは(今もかな?)ゲームや漫画,アニメって一般受けよくなかったですよね。そういったことの影響もあるのかなーと思います。

 

・みんなにとってのネット・ゲーム依存とは?

「ネット・ゲーム依存症は自分にとっては沼,ぜんぜん抜け出すのが難しかった。」

「当時は軽く考えていた。いつでも辞められると思っていた。薬物とかアルコール・タバコとかよりは直接体に影響する要因は少ないと思うけど,自分の意識改革がないとずっと治らない,終わらない病気だと思う。」

といったネット・ゲーム依存から抜け出す難しさや,

 

「タバコやギャンブルよりは,(ゼロにするというより)ずっと付き合っていかなきゃならないと思っている。今は上手く付き合えていると思う。」

「症状は軽くなってもずっと付き合っていかなきゃならないものかなとも思っています。」

といった抜け出した後もそれを維持する大変さに関する意見もありました。

 

それから,

「程度の差はあれ,人は何かに依存してるんだろうなと思っている。依存の種類は違えど,皆なにかに頼りながら生きているのかなと思います。普段の生活で気を張ったり,気をつかったりしすぎてる反動が,依存に現れているのかなと思いました。」

「ネットとか,ゲームがその人の孤独感や辛さの心のよりどころにもなってる面もあるので,必ずしも依存することが悪とは言えないのかなと思う。」

のような,依存全体に関する意見もありました。私も依存行為自体は私たちのストレスなんかへの対処方略でもあるので,それを全否定はしたくないという意見には私も同意見でした。

 

・依存症になって(依存症を意識して)わかったこと。

経験者からの意見としては,「依存症は個人意志の問題だと思ってた。その人が弱いから依存症になると思っていた。」「1人でネット・ゲームの依存症を対処するのは難しいと思う。しかしほとんどの場合で,依存について共有できることが難しい。」といった,依存症からの回復には周囲のサポートが重要であることや,一方で依存について共有することの難しさについても意見がでました。ネット・ゲーム依存に関してはまだまだ対策が始まったばかりということで,今後サポート資源が増えてくれるといいですよね(私たちも頑張ります)。

 

「自助会では「依存症はずっとなくならない」といわれているので,自助会の関係はずっと続いていくので。私は依存症になったおかげで私は孤独じゃなくなったとおもう。」

といった意見ももらえました。依存症になったという事実は変わらないかもしれないですが,その経験をポジティブに意味づけできていてとても素敵な意見だなと感じました。

 

「ゲーム・ネット依存に出会うまでは,依存症は自分とは遠いものだと思っていた。今は,「自分もそうかもしれない」といったことが頭をよぎったりして,少しずつ理解できていくものなのかなと思っている。」こちらはゲーム依存にかかわってきたメンバーの意見ですね。実際にかかわってみて初めて発見することって多いですよね。こういった経験を多くの人と共有できるといいなと思います。

 

 

みんなで話した内容は以上になります。

今回はネット・ゲームだけでなく,依存症そのものにしっかりと向き合ったミーティングだったかなと思います。

改めて,意見を共有することの重要性を認識する回だったかなと思います。

 

次回は11月1日の17:00-になります!

以下のリンクから参加申し込みが可能ですので,登録をお願いいたします!

https://forms.gle/FZnPNWL49F3ze5Lz6