ネット・ゲーム依存症向けオンライングループ:FiSH(Field of Sharing Hearts)

ネット・ゲーム依存で難しさを抱える方を対象としたオンライングループFiSHの公式ブログです。ネット・ゲーム依存症の当事者や家族の方に向けて、オンラインイベントや依存症についての情報を発信していきます!

11月7日 ミーティングレポート

みなさんこんばんは。ピーチです。

今日は11月7日のミーティングの様子をお届けします!

 

最近はまたちらほら初参加の人もいらして、自己紹介がにぎやかです♪

 

今回の流れは以下の通りです。

1. 自己紹介・アイスブレイク

2. ネット・ゲームが楽しくなくなったのはいつごろ?

3. 自分にとって心地よい関係とは?

4. 感想

 

少しずつ抜粋してお伝えしていきますね。

 

 

1. 自己紹介・アイスブレイク

今回のアイスブレイクのネタは「秋を感じる瞬間」でした。

やっぱり多かったのは自然絡みのことでしたね!落ち葉だったり銀杏だったり金木犀だったり、少し冷たい空気や澄んだ夜空の星だったり、、、私はみなさんのお話を聞いていて、なんて風情に満ちているんだろうと感銘を受けていました。

1年前にも同じようなテーマを扱っているので、あぁ1年周ったんだな、と改めて感じることもできました。

あとはやっぱり秋の味覚ですね!コンビニのホットスナックやアイスのラインアップが変わるのは少しテンション上がりますよね!
だんだんと寒くなってきていますが、みなさん体調にお気をつけてお過ごしくださいね。

 

2. ネット・ゲームが楽しくなくなったのはどんなとき?どんな状況?

今回のトークテーマ一発目はこちらでした!

ネット・ゲーム依存なのに楽しくないとは!?と思われる方、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。やりすぎてしまう=楽しんでいる、では必ずしもないところが難しいところですね。どんな心境でやりすぎてしまうのか、ぜひ見てみてください。

 

多く出ていたのは、他にしなければならないこと、向き合わなければいけないことがあるにもかかわらず逃避でゲームをしてしまって、やればやるほど後で自分が苦しくなるのにそれでもやめられずどんどん自分を辛い状況に追い込んでいく、そんな状況でした。一回逃避してしまうと、その逃避が習慣化し、どんどんいろんなことと向き合うことができなくなっていく、あるいはゲーム以外でどんなことをして時間を過ごせばいいのかわからなくなっていく、ということが挙がっていました。

依存するということは、辛い状況をより辛くしていくということであり、いわば自傷行為のようでもある、との表現もありました。

 

また、やりこんでいて金銭面であったり、身体面など物理的な問題が生じることでゲームを楽しめなくなっていく、ということも挙がっていました。特に睡眠を削ってやりこんでいったり、食事をとらずに過ごしたりする中で身体の不調が出てくるのはもちろんのこと、判断能力が低下することで正常な判断ができなくなっていく、というような状況を挙げている方もいらっしゃいました。

 

他には、現実世界で得られなかった人のぬくもりであったり、達成感をゲームに求めてやっていたが、実際にゲームで自分がそういったものを得られることはできないと気づいてむなしくなった、という心境も挙がっていました。

 

なんとなく人によって違うような部分もありつつ、でもそれぞれどの状況を見ていても本当に窮地に追い込まれているということがはっきりと表れていると思います。

ネットやゲームをしていても自分が抱えている問題は解決しないこと、あるいは自分が本当に欲しているものを手にいれることはできないことは誰よりも自分が一番わかっているものの、それでもそうせざるを得ない心理的な状況がある、ということに改めて気付かされたテーマでした。

 

3. 自分にとって心地よい関係とは?

今回扱ったもう1つのテーマはこちらでした。

というのも、人間関係での問題が少なからず依存と関係していることはなんとなく理解しているものの、じゃあ実際どんな関係が理想なのかということを考える機会はそんなに多くないのではないかと思っています。

エネルギーが低下している状態のなかで、「理想」「未来」に目を向けることは少なく、難しいかと思います。でも、そういったこれからのことに目を向けてみて、そのためにどんなことをしていったらいいのか、していきたいのか、そういう風に考えることで少し気持ちが楽になる部分もあるかなと思って、今回このようなテーマをチョイスしました。

 

最も多く挙げられていたのは、「素でいられる」「かざらない」関係でした。誰にも自分の本心を打ち明けられなかったことがつらく、依存を加速させていたというお話や、相手に合わせようとしてものすごく人間関係に疲れてしまい、ネットやゲームにはしったというお話がありました。

また、依存から少しずつ抜けていく時に自分の悩みを素直に打ち明けられる人の存在がすごく大きいと感じた、ということも挙がっていました。

 

ただ、やはり人間関係自体が苦痛であるという意見ももちろんあり、人と付き合うことがものすごく疲労や恐怖、不安を伴うものに感じられるということも挙がっていました。

 

同じ依存であっても、人によって経験していることが違いますし、いろんな感情の波がある中で、みんなそれぞれ異なったフェーズにいると思います。

どんな状況であれ、FiSHはいつでも来ていただければと思っていますし、いろんな方にとって心地よい場所となることを目指していますのでそう思っていただけるように頑張っています!

 

4. 感想

非常に勉強になった、という風に話してくださる方もいて、私自身もすごくいろんなことを考えさせられる回だったなと思いました。

最後に司会のうずぽんがまとめてくれた言葉として、「どこか頑張りすぎてしまう自分たちだから、生きやすいように生きられるようにしていくことが大事なのかなと思う」ということがありました。

 

 

私個人の話をすると、コロナ禍で長い間人とあまり密に時間を過ごすことがなかったということも影響しているのか、ここ最近は人間関係に満足することがほとんどないと感じています。というのも、自分だけの世界で過ごすことが増えたことで、人に共感する、人に共感してもらうということがとにかく減った気がします。あとは、人間関係の面倒くさい部分に対する拒否反応が強く出るようになった気がします。

なんで自分のことをもっと理解してくれないのか、こんな面倒なことになるなら別に一人でいればいいや、という感情が自分の中で出てくることが格段に増えました。

そんな風にしか捉えられない自分ってすごく心の狭い人間だなと思うし、そんな風に人間関係を忌避したいという感情があってもやっぱりいざ交友関係が広い人を見るとすごく羨ましく思います。

でも今日みなさんやうずぽんの言葉を聞いて、今の自分はきっと摩擦のない人間関係の中で生きていたい時期なんだな、と思うようにしようかな、と思うことができました。

 

日々いろんなことを感じ、考えて過ごしているからこそ、いろんな心の変化があり、葛藤も多くあるのかなと思います。いろんなことを考えられる人である、ということでぜひプラスに捉えられるといいですよね。

今はこうでも、またなにかのきっかけで変わるかもしれない、だったらそれまでは今の自分を大事にしてあげよう、そんな風に思えると少し気持ちが楽になるのかなと思いました。

 

 

こんなところでレポートは終わりにしたいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

次回は21日の16:00-18:00です。またたくさんの方のご参加お待ちしております!

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